六角精児が俳優業の傍ら活動している六角精児バンドの新作。2019年12月発売で、前作「石ころ人生」から5年ぶりの作品となります。
前作に続いて、あくまでアコースティックに、ブルースとフォークを中心とした曲風に面白さを少し入れた、そんな作品になっています。
冒頭の「京都鉄道博物館のうた」。これは鉄道好きにはうれしい曲です。以前タモリ倶楽部で開業前の京都鉄道博物館を訪問する回があって、この時に初めて披露したのがこの曲です。私にとっては「いよいよ正式にリリースされたか!」という思いですね。
「私はオルガン」は、前作の「お父さんが嘘をついた」に続く「内臓モノ」で、この系統の曲は大好きなのでかなりリピートしています。
「チェルシーホテル」「サヨナラなんて柄じゃない」のようなブルージーな曲も実に味があってよし。「人は何で酒を飲むんでしょう」は皆で大声上げて歌いたい、そんなフォーク風味のする曲です。
アルバムの最後には、前作にも収録された「ディーゼル」。元憂歌団の内田勘太郎がスライドギターで参加して、曲名も鉄道らしく「(臨)」がついております。
((臨)は時刻表などに表示される「臨時駅」の意味です)
前作ほどの驚くインパクトはないものの、曲としては結構練られていて、何度も聴いているうちに味が出てくる、そんな作品だと思います。江上徹さんのギターも渋くて素晴らしい。
私は鉄道好きなので、「京都鉄道博物館のうた」、特に
「キ~ハキ~ハキ~ハ、クハ!
オ~ハオ~ハオ~ハ、スシ!」
っていうところを一緒に歌うのが好きですね。通勤中にも思わず口ずさんでしまいます。実際の私の通勤ではクハとモハとサハくらいしか使わないんですけどね。
(わからない方はすいません、調べてください…)
Tracks:
01: 京都鉄道博物館のうた
02: 何万年
03: チェルシーホテル
04: 無頼の眼
05: ギッコンバッタン
06: 悲しすぎる酒
07: ロックなのかロックじゃないのか…
08: 私はオルガン
09: サヨナラなんて柄じゃない
10: 人は何で酒を飲むんでしょう
11: ディーゼル(臨) [feat. 内田勘太郎]
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