サンタナの26枚目のスタジオ録音作品です (2021年10月リリース) 。
なんか久し振りにサンタナっぽいラテンなロック作品という気がします。
ソロ名義の作品よりもバンド感がするためでしょうか、音がよくまとまっているなあというのが第一印象です。

本作、”Smooth” 以来久々にロブ・トーマスをフィーチャーした作品ということで話題になった “Move” が収録されているということで話題になりましたが、それ以外にも豪華アーティストとの共演が聴きどころかなと思います。
中でも、スティーブ・ウィンウッドをフィーチャーした「白い影」(Whiter Shade Of Pale) 、これは素晴らしいと思いました。スティーブ・ウィンウッドのヴォーカルは全盛期と比べるとやや枯れた感がありますが、あのハイトーン・ヴォイスは健在でしたし、超有名曲のカバーと言うところも私にはグッとくるものがありました。

その他にも、元フィフス・ハーモニーのアリー・ブルック、元リヴィング・カラーのコリー・グローバー、メタリカのカーク・ハメット、スラッシュメタルのデス・エンジェルスのマーク・オセグエダ、カントリーからクリス・ステイプルトンなどなど。それぞれ個性もあって、タイプの違う人たちですが、あのギターの音色で瞬間的にサンタナバンドの色にしてしまうカルロス・サンタナの存在感、やっぱりスゴイですね。

どちらかと言うと70年代辺りのサンタナが好きな人にも受け入れられるサウンドに近い作り方をしていると思いました。結構聴いておりますし、オススメです。

Tracks:
01: Ghost Of Future Pull / New Light
02: Santana Celebration
03: Rumbalero
04: Joy
05: Move
06: Whiter Shade Of Pale (feat. Steve Winwood)
07: Break (feat. Ally Brooke)
08: She’s Fire
09: Peace Power (feat. Corey Glover)
10: America For Sale (feat. Kirk Hammett & Mark Osegueda)
11: Breathing Underwater
12: Mother Yes
13: Song For Cindy
14: Angel Choir / All Together (feat. Chick Corea & Gayle Moran Corea)
15: Ghost Of Future Pull II