ロングセラーとなった前作 “Enjoy The Ride” に続くSugarlandの最新作です (2008年作品)。アルバムリリースに先駆けて発表となったシングル “All I Want To Do” も大ヒットし、ビルボードHOT100で最高位18位と、彼らにとって最大のポップヒットとなっています。
さて本作ですが、基本的には前作を踏襲している作品と言えますが、前作よりも更にポップ/ロック色を強めている印象があります。特にシングルカットされた “All I Want To Do” や “Take Me As I Am” あたりはほぼ100%ポップソングという雰囲気があり、私としては気に入っている曲ですがカントリーソングという見方からするとやや不満かな、という点もあります。
“All I Want To Do” のPVは、カントリーアーティストとしては初めてハワイで収録され、リードヴォーカルの ジェニファー・ネトルズ の水着姿が見られるという異色作です。これに期待するしないは皆様次第なんですが(笑)、リゾート感たっぷりという、これまたカントリーからは大きく離れたコンセプトで作られております。
とは言っても、本作の中心はカントリーであることは事実で、クリスチャン・ブッシュのマンドリンとジェニファー・ネトルズの伸びのあるヴォーカルをどっしりと据えた曲作りが中心になっており、これが彼らの大きな魅力となっています。カントリーアルバムとしても十分に楽しめる構成となっていますので、カントリーミュージック好きの方も安心してどうぞ。
Tracks:
01: All I Want To Do
02: It Happens
03: We Run
04: Joey
05: Love
06: Genevieve
07: Already Gone
08: Keep You
09: Take Me As I Am
10: What I’d Give
11: Steve Earle
12: Very Last Country Song
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