Take 6 / Take 6

今や押しも押されぬスーパースターとなったテイク6の、これが記念すべきデビューアルバムです (1988年発表)。
このアルバムには正直言って衝撃を受けました。

まずは冒頭の “Gold Mine” での厚みのあるコーラスワーク。20代の若手ヴォーカリスト達とは思えぬ完璧なまでのアカペラ。この曲だけでも一気にノックアウトされてしまいます。

アマチュア時代からゴスペルを中心としたナンバーを手掛けていた彼らだけあって、全体的にゴスペル系の曲が中心となっており、特に後半にはゴスペルのスタンダード曲が並びます。圧倒的なアカペラのテクニックにより、じっくりとコーラスを聴かせてくれます。
しかしそれ以上に、彼らのオリジナル曲が素晴らしい出来で、特に前述の “Gold Mine” や “Spread Love”、”If We Ever” あたりのテンポ早めな曲でのコーラスワークは、まさに声によるバンドそのものと言え、その迫力には圧倒されます。

低音から高音までバランスが取れていて、しかもデビューアルバムでここまで完成されているアカペラグループ、テイク6。その後は順調にスターダムにのし上がっていきましたが、そのきっかけとなったアルバムであると言えます。

Tracks:
01: Gold Mine
02: Spread Love
03: If We Ever
04: A Quiet Place
05: Mary
06: David And Goliath
07: Get Away, Jordan
08: He Never Sleeps
09: Milky-White Way
10: Let The Words


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