エルヴィス・コステロが “The Costello Show” 名義でリリースした1986年の作品です。
エルヴィス・コステロは、今でこそ “Smile” がTVドラマの主題歌に使われ、日本でも有名になりましたが、もともとはニューウェーブ〜パンク色の強い音楽をやっていたアーティストです。(そんなの知っとるわい!と言う声が聞こえてきそう)
そんなこともあり、このアルバムを初めて聴いた時、彼が突然見せたいかにもなアメリカン・ミュージックのアプローチに驚いたものです。まあ、クレジットを見れば、プロデュースにT-Bone Burnett、バッキングとして、Jerry Scheff (ベース)、Jim Keltner (ドラムス)、James Burton (ギター)と言った、60年代からアメリカ音楽を支えてきている、まさにレジェンドと呼ぶにふさわしい大物ミュージシャンたちを起用しているわけで、この音作りは当然と言えば当然ですね。
これだけ大御所揃いであれば、生み出される音楽というのは最高に気分の良いアメリカンロックになることは当たり前。文句なしに楽しめます。
特に最初の1〜4曲目の流れは素晴らしい。アコースティックロックを基調にしながら、決して全力疾走はしない、じっくり構えるベテランらしい演奏。こういうのって、かっこいいですよね。
今聞いても、このアルバムが出た頃に見に行ったコステロの来日公演を思い出させます。来日メンバーがこの作品で演奏を聴かせてくれるレジェンドの面々。よくもここまで集めたな!という思いです。
アメリカ音楽好きには絶対のおすすめ、というイギリスのアーティストのアルバム紹介でした。
それにしてもコステロのどアップなジャケット。インパクトありますね。
Tracks:
01: Brilliant Mistake
02: Lovable
03: Our Little Angel
04: Don’t Let Me Be Misunderstood
05: Glitter Gulch
06: Indoor Fireworks
07: Little Palaces
08: I’ll Wear It Proudly
09: American Without Tears
10: Eisenhower Blues
11: Poisoned Rose
12: The Big Light
13: Jack Of All Parades
14: Suit Of Lights
15: Sleep Of The Just
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