The Manhattan Transfer / The Junction

マンハッタントランスファーの久し振りの新作です。2018年発表。

2014年にグループのリーダーであったティム・ハウザーが死去し、後任としてトリスト・カーレスが加入、新生マンハッタントランスファーとしては初の作品ですが、いいですねえ。

いきなりどこかで聞いたことのある曲だと思ったらハービー・ハンコックの “Cantaloop”。私は彼らの魅力って、「キレのあるハーモニーのテクニック」だと思っていて、これは歌のうまさとはまた別の、ヴォーカルグループだからできる技術だと思ってます。彼らは本作でもこの魅力を如何なく発揮していて、”Swing Babola” や “Shake Ya Boogie” といったしっかりとリズムのあるアップテンポな曲が特に気に入ってます。あの “Tequila” も入ってまして、これは彼らのもう一つの魅力であるユーモラスさが良いです。
バラードも持ち味なんですが、彼らの魅力はこっちなんだと思います。

バックの演奏が打ち込み系に感じるのが少しだけ残念な気もしますが、彼らのキレの良さに同意いただける方は絶対気に入ってくれるはずの作品ですよ。

Tracks:
01: Cantaloop (Flip Out!)
02: Swing Babola (Down On The Riverside)
03: The Man Who Sailed Around His Soul
04: Blues For Harry Bosch
05: Shake Ya Boogie
06: Sometimes I Do
07: Ugly Man
08: The Junction
09: Tequila / The Way Of The The Booze
10: The Paradise Within (aka Paradise Found)


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