1992年発表の作品。超名作だと思ってるのにこのブログでは今まで全く触れてなかったので紹介します。
特に80年代後半辺りから来日公演などでライブバンドとしての実力を示して来たネヴィル・ブラザースですが、本作は “Brother’s Keeper” 以来のスタジオアルバムです。
本作がリリースされる際に話題になったのは、冒頭の”Fly Like An Eagle”。言うまでもなくスティーヴ・ミラー・バンドの大ヒット曲です。オリジナルはシンセサイザーが曲全体を被ったような、少しサイケな雰囲気ですが、このネヴィル・ブラザースバージョンは彼ららしい見事なファンクナンバーに仕上がっています。このアレンジは秀逸で、一番の聴きどころ。
その後の “One More Day” 以降もカッコいいファンクのオンパレードです。”Day To Day Thing” や “Family Groove” あたりは魂が踊らされます。
その他、ちょっとラテン的な雰囲気を感じる “On The Other Side Of Paradise”、アーロン・ネヴィルのヴェルヴェット・ヴォイスが全面フィーチャーされる “Take Me To Heart”、”True Love” もなかなか良い作品。ただ、”Tell It Like It Is” などに代表される、アーロンのトロトロのバラードが大好き、と言う人は若干物足りないと思うかも知れません。
あと是非聴いて欲しいのは、”Saxafunk”。タイトル通り、チャールス・ネヴィルのサックスをフィーチャーしたインストナンバーで、今でもよくライブで演奏されます。チャールスの妖しいサックスプレイがバックのニューオリンズビートによく合って気持ち良いです。
Tracks:
01: Fly Like An Eagle
02: One More Day
03: I Can See It In Your Eyes
04: Day To Day Thing
05: Line Of Fire
06: Take Me To Heart
07: It Takes More
08: Family Groove
09: True Love
10: One The Other Side Of Paradise
11: Let My People Go
12: Saxafunk
13: Maori Chant
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