みんなが待ち望んでいたストーンズのニューアルバムがとうとうリリースされました。
2005年の”A Bigger Bang”以来、11年ぶりのスタジオ作品です。
とここまで書いてお断りしてしまうのもなんですけど、実は私、それほどストーンズに強い思い入れを持っておりません。嫌いなわけじゃないんですけど、決して熱狂的なファンではありません。
でもこの作品は期待しておりました。
と言うのは、本作が彼らのルーツであるブルースに立ち返った作品と聞いていたからです。
しかし。私は本作について重要な情報を聞いていなかったため、ものすごく良い意味で裏切られました。
それは、「このアルバムはカバーアルバムである」ということでした。
もとはバディ・ジョンソンの曲で、リトル・ウォルターのカバーで知られる “Just Your Fool” に始まり、ハウリン・ウルフ、メンフィス・スリム、マジック・サム、ジミー・リードと言ったブルース界のスターの曲を次々と演奏していくストーンズ。ストーンズの活動はブルースバンドということはうっすら知ってましたが、これくらい徹底的に攻められると、「これはイイ!」としか言いようがないです。演奏もさることながら、ヴォーカルがとてもカッコいい。さすがミック。
最後のは私の大好きなオーティス・ラッシュの”I Can’t Quit you Baby”で締めてくれます。しかもエリック・クラプトンがギターで参加。クラプトン氏は “Everybody Knows About My Good Thing” では素晴らしいスライドギターを聴かせてくれます。
この選曲は全くもって私好みで(もちろん全曲知ってるわけじゃなかったですけど)、何度もリピートで聴いてしまいます。
しばらく愛聴していくでしょうし、これを機にもう一度いろんなブルースのアルバムをひっくり返して聴いてみようと言うキッカケにもなりました。
ストーンズの熱狂的なファンはこの作品をどう評価してるのか、気になるところです。
Tracks:
01: Just Your Fool
02: Commit A Crime
03: Blue And Lonesome
04: All Of Your Love
05: I Gotta Go
06: Everybody Knows About My Good Thing
07: Ride ‘Em On Down
08: Hate Yo See You Go
09: Hoo Doo Blues
10: Little Rain
11: Just Like I Treat You
12: I Can’t Quit You Baby
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