今年タワーレコードが立ち上げたジャズレーベル、Days Of Delightの第一弾、土岐英史のリーダー作です。(2018年発表)
土岐英史さんは、もう言い尽くされてますが、私の大好きなシンガー土岐麻子さんのお父さんであり、なんと言っても山下達郎氏のバックバンドで大活躍した名サックス奏者です。
このDays Of Delightのコンセプトは「1970年台前半の日本のジャズを追及する」と言うことで、実に真っ向勝負な、超オーソドックスなジャズアルバムになっています。
メンバーは、佐藤恭彦(ベース)、奥平真吾(ドラムス)、市原ひかり(トランペット/フリューゲルホーン)、片倉真由子(ピアノ)と言う、日本のジャズ界にはなくてはならない面々。
この作品、聴いた感じ「日本のジャズ」を飛び越えてまして、正直なところ日本人が演奏しているとは思えない、素晴らしい演奏ばかり。特に、土岐英史さんを含めたメンバーのソロプレイがあまりにすごいです。一番印象的だったのは片倉真由子さんのピアノですね。”Picasso’s Holiday”でのエネルギッシュなソロが最高に気に入ってます。これ以外の曲も、彼女だけでなくメンバー全員のレベルが高くてすごいと…。オーソドックスだけど古さは全く感じさせませんでした。
日本でもこんな素晴らしいジャズアルバムが発表されていることはとても喜ばしいなと思いました。必聴です。
Tracks:
01: Black Eyes
02: 845
03: Picasso’s Holiday
04: Little Phoenix
05: C Minor
06: Thunder Head
07: Lady Traveler
08: MA-TA-NE !
コメントを残す