東京女子流の7年振り6枚目のオリジナル・フルアルバムです。(2022年リリース)
東京女子流は2010年結成。2023年は結成13年目という息の長い活動をしているグループですが、デビューがあまりにも若かった (当時はまだ12~14歳) こともあり、13年目とは言え、メンバーはまだ20代半ばという感じです。
前作 “REFLECTION” から7年経っていますが、この7年の間、東京女子流には結成10周年というイベントもあり、記念となるライブアルバムや2枚同時リリースのベストアルバム、そしてシングルもリリースしていました。あとはオリジナルアルバム、ということで今や遅しと新作を待ち続けていたファンも多かったと思います。
ここ最近はシングルのリリースが続いていたということもあり、既発表済みの作品が多く (カップリング含めて6曲) 収録されるのは仕方がないですね。ただ、既発表済みも含めて通しで聴けるということに満足してしまいますし、相変わらず楽曲のレベルが高いです。
そんな中で、今までやや後ろから支えていた感のある山邊未夢が、本作では前の方に出てきて、歌割りでもリードを取ることがぐっと増えてきました。線が細めのヴォーカルは大きく変わっていないように感じますが、これによって東京女子流のヴォーカルの幅が確実に広がってきていると思います。
収録された作品では、個人的には宮野弦士らしい、80年代ソウルの香りがする “days ~キミだけがいない街~”と、ノスタルジックな雰囲気を持つ “Hello, Goodbye” が秀逸と思っています。
全体的にも、7年前のアルバム “REFLECTION” で見せたK-POP的なアプローチはなくなり、ナチュラルな本来の女子流が戻ってきた、そんな気がします。
Tracks:
01: Intro
02: Viva La 恋心
03: ストロベリーフロート
04: この雨が上がっても
05: コーナーカット・メモリーズ
06: 夢の中に連れてって
07: Hello, Goodbye
08: Dear mama
09: ガールズトーク
10: フライデーナイト
11: 僕は嘘つき
12: days ~キミだけがいない街~
13: ワ.ガ.マ.マ. – MURO’s KG Remix album ver.
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