Van Morrison / Three Chords And The Truth

ウィリー・ネルソンと並んで「70歳過ぎてからどんだけ新作出すねん!」なヴァン・モリスンの2019年作品です。

ここ数年間の精力的すぎると言っても良いレコーディング活動ですが、その多くはカバーアルバムでした。どれも確かに大満足な出来だった訳ですが、オリジナルアルバム出してくれないかなあと、密かに待ち望んでおりました。
そして本作は待望そのオリジナルアルバムとなっております。

やはりドッシリしているヴァン・モリスン。さすが堂々たるものですね。R&B、ジャズ、ブルースの間を行き来して力強いヴォーカルをぶつけて来るスタイルは健在。冒頭の”March Winds In February”ではアイリッシュな雰囲気も漂わせています。”Fame Will Eat The Soul”はあのビル・メドレー(もちろんあのライチャス・ブラザースの)がデュエットで参加して枯れていながら存在感のある共演を聴かせてくれます。サザンソウルの香る”Does Love Conquer All?”やカントリー感が意外な “Bags Under My Eyes”などが気に入っております。
バックトラックの面からは、ハモンドオルガンとアコースティックギターが本当に効果的で音も素晴らしくとても気に入っています。

やっぱり寒い時期の夜長はヴァン・モリスンを聴きながらゆったりと過ごす。これが幸せな時間だなあとしみじみ思いつつ、今も聴いております。近年では一番好きなヴァン・モリスンの作品かな。

Tracks:
01: March Winds In February
02: Fame Will Eat The Soul
03: Dark Night Of The Soul
04: In Search Of Grace
05: Nobody In Charge
06: You Don’t Understand
07: Read Between The Lines
08: Does Love Conquer All?
09: Early Days
10: If We Wait For Mountains
11: Up On Broadway
12: Three Chords And The Truth
13: Bags Under My Eyes
14: Days Gone By
15: Three Chords And The Truth (Alternate Mix) *
16: Early Days (Alternate Mix) *
17: Nobody In Charge (Alternate Mix) *
18: Does Love Conquer All? (Alternate Mix) *
* only available in Expanded Edition


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