Various Artists / Petty Country: A Country Music Celebration of Tom Petty

トム・ペティ、トム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズの作品をカントリーのアーティストがカバーしたトリビュートアルバムです。(2024年リリース)

中堅アーティストからスーパースターまで、かなり豪華な内容となっています。

1970年代に活動を開始した頃はシンプルなアメリカン・ロックらしい音作りをしていたトム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズ。1980年代半ば辺りから土の香りがするようなアメリカ南部を感じさせる音楽に少しずつ移行していった感もあり、カントリーとの親和性もあることから、このトリビュートアルバムの企画は素晴らしいと思いました。

1976年のデビューアルバムに収録された “American Girl”、”Breakdown”から1994年のトム・ペティのソロアルバム “Wildflowers” までの作品から20曲が選ばれ、それぞれを別々のアーティストが歌っています。

ルーク・コムスの “Runnin’ Down A Dream” やジャスティン・ムーアの “Here Comes My Girl” のように原曲に比較的忠実なものから、トーマス・レットの “Wildflowers” やダークス・ベントレーの “American Girl” のように大幅なカントリーアレンジが施されたものまで、バラエティに飛んだ内容になっていて楽しめます。また大御所ドリー・パートンやジョージ・ストレイトによるカバーも貫禄ありで、特にジョージ・ストレイトの “You Wreck Me” は、シンプルなロックンロールがライブバージョンで聴けるというなかなか貴重な作品となっています。

トム・ペティとハートブレーカーズのメンバーの方々には、いい音楽を夜に出してくれてありがとうと感謝したいですね。アメリカン・ロック好きの方には超おすすめの作品(カバー集)でした。

Tracks:
01: I Should Have Known It (Chris Stapleton)
02: Wildflowers (Thomas Rhett)
03: Runnin’ Down A Dream (Luke Combs)
04: Southern Accents (Dolly Parton)
05: Here Comes My Girl (Justin Moore)
06: American Girl (Dierks Bentley)
07: Stop Draggin’ My Heart Around (Lady A)
08: I Forgive It All (Jamey Johnson)
09: I Won’t Back Down (Brothers Osborne)
10: Refugee (Wynonna Judd feat. Lainey Wilson)
11: Angel Dream (No.2) (Willie Nelson & Lukas Nelson)
12: Learning to Fly (Eli Young Band)
13: Breakdown (Ryan Hurd feat. Carly Pearce)
14: Yer So Bad (Stve Earle)
15: Ways To Be Wicked (Margo Price)
16: Mary Jane’s Last Dance (Midland)
17: Free Fallin’ (The Cadillac Three)
18 I Need To Know (Marty Stewart & His Fabulous Superlatives)
19: Don’t Come Around Here No More (Rhiannon Giddens feat. Benmont Tench)
20: You Wreck Me (Live) (George Strait)


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