ヴルフペックの第3作目となる2017年の作品です。
ヴルフペックはアメリカ西海岸の4人組ミニマルファンクバンド。「ミニマル」と言うのは「必要最小限」みたいな意味で、大人数ではないと言うことだと思うんですけど、普通にファンクバンドでもいいんじゃないかと思ってます。
この作品、いわゆるゴリゴリのファンクではなく、かなりポップ寄りにまとめられているのが本作品の第一印象。全ての曲がシンプルにまとめられていて、かつ抑え気味のヴォーカルも相まって、とても聴きやすいです。このアルバムを全曲通して聴くと、特にベースの心地良さが光ります。
本作でトピックと言えるものとしては、”Running Away” での豪華ゲスト。サザンソウル界、いやアメリカ音楽界の重鎮ともいえるデヴィッド・T・ウォーカーとジェームス・ガドソンの参加です。この曲のビデオはYouTubeの彼らのチャンネルでも紹介されていますが、ジェームスが淡々と刻むリズムをベースにした、ゆったりと重厚なサウンドを聴かせてくれます。ヴルフペックのサポートヴォーカリストとしてすっかりお馴染みのジョーイ・ドシックも参加しています。
先に書いた様に、ファンクというよりはかなりセンスの良いポップな作品に仕上がっていて、ゴリゴリが好きでない方たちにも是非聴いていただきたいものだと思います。
Tracks:
01: Bird Of A Feather, We Rock Together
02: Baby I Don’t Know Oh Oh
03: Mr. Finish Line
04: Tee Time
05: Running Away
06: Hero Town
07: Business Casual
08: Vulf Peck
09: Grandma
10: Captain Hook
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